動いている車同士が交通事故をした場合、大抵は相手○%、自分○%で過失の割合が発生します。
例えば信号機のない交差点で、自分(直進)が前方から来る右折車にぶつかられた場合。過失度合いが自分:相手=30:70になった場合は、自分の車の修理代金が10万円かかったら、7万円は相手から受け取ることができます。当然残りの3万円を自己負担です。このように、過失の割合によって相手から受け取る金額と、自分が相手に支払う金額が変わります。

過失が100:0(相手方が100%損害賠償)の場合

下記は過失が100:0(相手方が100%損害賠償)になる場合の例です。
実際は保険会社によって過失度合いの認定が異なりますので、加入の保険会社へお確かめ下さい。

よくある事故例
・過失に応じた金銭の授受について、相手サイドに70%の過失で・・・7万円・・・。
・車両の年式や状況により、受け取れる金額での修理が可能な場合もあります。

信号機のない交差点による事故の場合

直進同士の事故①

交通整理のない交差点では、左方から来る車を優先することというのが原則です。
見通しのきく交差点や、ヘッドライドなどで左方車の確認ができる場合には、青の車の過失割合が加算修正されます。

状況黄色車青色車
2つの車がほぼ同速4060
黄色車が減速せず、青色車が減速6040
黄色車が減速、青色車が減速せず2080
※上記の過失割合は一例です。

直進同士の事故②

左図の例では、黄色車が一時停止義務を怠って、交差点に進入した場合を想定しています。

状況黄色車青色車
2つの車がほぼ同速8020
青色車が減速せず、黄色車が減速7030
青色車が減速、黄色車が減速せず9010
青色車は徐行、黄色車が減速せず1000
黄色車が一時停止後、交差点に進入4060
※上記の過失割合は一例です。

T字路交差点による事故の場合

右折車同士の事故
状況黄色車青色車
ほぼ同じ道幅の交差点の場合(青色車が直進路線、黄色車は突き当り)6040
一方が明らかに広い交差点の場合(青色車の方が道が広く、黄色車は狭い)※上左図7030
一方が優先道路の交差点(青色車が優先車、黄色車は非優先車)8020
一方が一時停止の交差点(青色車が規制なし、黄色車は規制あり)※上右図8020
※上記の過失割合は一例です。

自動車保険には、下記の通り「一般車両保険」「エコノミー車両保険」「A特約」「エコノミー+A特約」の4つの種類があります。※保険会社によっては名称が多少異なります。

それぞれの補償内容は下記の通りです。
加入している車両保険の内容により、事故の種類に対応非対応がありますので、保険証券をご確認下さい。

一般車両保険エコノミー+A特約A特約エコノミー
他車との衝突
当て逃げ
単独事故
盗難
火災
自然災害
落書き
いたずら