しっかりとした接客ができる

見積り内容・作業内容の説明・最低限の接客マナーは大切です。
職人の世界なので、これが出来ていないところが意外と多いです。

お客様のご希望を第一に修理内容を教えてくれる

簡易補修なのか、ガッツリ修理なのかによって修理金額が変わります。
予算に応じた修理にもある程度対応しなければいけません。

リサイクル部品を使った修理に対応している

修理費用の大部分を占める部品代の削減が可能かどうか。
特にディーラーなどは、リサイクル部品を使ってくれる工場はほとんどありません。

お客様対応の責任者が、実際に現場で作業している

お客様のご要望を修理結果に間違いなく反映できます。

混み合っている、賑わっている

入庫車が多いのは、信頼の証です。少し待ってもそこで修理する価値があります。
逆に空いている工場はどこかしら問題が?

輸入車/国産車など、どんな修理にも対応できる

技術力・応用力の証です。

仕上げまで手を抜かない

室内清掃・洗車等、事故修理とは関係ないところもきちんと仕上げをします。

バンパーの傷修理

塗装の下準備
バンパーの損傷部をサンダーという道具を使い、研磨して表面を平らにします。深いキズの所には、バンパー専用のパテをつけ、へらを使ってパテを盛っていき、表面がなるべく平らになるようにします。次にベースカラー(車の基礎となる色)の密着性を良くするために下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に飛び散らないようにマスキング(防護)します。
調色・ベースカラーの塗布
車の色は、同じ車種や同じ色であってもそれぞれ微妙に違うものです。なぜ違ってくるかと言うと、お客様の手入れの方法や、いつも車を停めている場所によって、色あせなどの違いが出るからです。塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。
クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)をスプレーガンを使って塗っていき、時間を置いて乾燥させます。乾燥させた後、塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、塗装面のツヤを出していきます。接触によりぶつかったバンパー傷は全くわからなくなり、バンパー修理の完成です。

ボディのヘコミ修理

ヘコミの修正
ヘコミとは、何か硬いものが当たってボディに凹凸が出来ることを言います。単純に凹んだだけの場合と、塗装にも傷が付いてしまう場合の2パターンがあります。具体的には、凹みを専用工具でボディの裏側から丹念に押し出し、ボディを引っ張り出します。凹みの部分の塗装を削って剥がし、専用の工具で叩いたり引っ張ったりして元の形に修正します。その後パテを盛り付けて、ベースカラーの密着性を良くするために下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に塗料が飛び散らないようにマスキングします。
調色・ベースカラーの塗布
塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。
クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)を吹き付け乾燥させます。仕上げに塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、ドア・ボディーのヘコミ修理の完成です。

いたずらによる線キズ

傷の補修
ペン先や針、カギなど、塗膜より固い何かで引っかいたような線状の傷です。10円パンチなどのいたずらもこの手のキズに含まれます。小キズの種類の中では被害範囲が小さく浅い為、損傷度合いとしては軽度な方に含まれます。線の長さが30cm以上続く場合は、補修塗装の範囲が広がってしまうために重度な損傷となる場合もあります。補修方法としては、キズが付いている箇所の塗装を剥がし、ベースカラーの密着性を良くする為に、下地塗料を吹き付けます。損傷箇所以外に塗料が飛び散らないようにマスキングします。
調色・ベースカラーの塗布
塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をして、ベースカラーを吹き付けます。
クリヤーの吹き付け・仕上げ
クリヤー(塗装の保護やツヤを出す働きを持つ塗料)を吹き付け乾燥させます。仕上げに塗装面に残っているほこりやゴミを、ポリッシャーを使って落としながら磨き上げ、ドア・ボディーのヘコミ修理の完成です。

板金塗装を行う自動車関連会社は、主に「チェーン店」「自動車ディーラー」「板金塗装工場」の3つに分類できます。
では、どこに頼むのが一番良いのでしょうか?

一般的なディーラーには二種類あります。

②の板金塗装を外注業者に依頼しているディーラーの中には、お客様と板金工場との間でマージンを取っているケースが多く見られます。知らない方が多すぎるので、まじめに頑張っている町工場経営者として、このような事実をもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

いまだに高い金額で、採算性をあげるために仕上がりを落としているディーラー。職人の育成を怠って、請負の責任感のない職人(採算性も良い為)を多く使っているディーラー工場。さらに最近はディーラーも修理金額を安くする傾向にあり、「これって本当にディーラーの仕事?」と思うような手を抜いた仕事を見せている工場さえあります。

すべてのディーラーがそういう仕事をするわけではありませんが、特に東京には自社工場を持っているディーラーも少なく、前述の傾向は強いと思います。顧客を直接呼び込む元請としての能力はずば抜けているだけに、いろんな意味で残念なところがあります。

今日は新規のお客様3件の方にお見積りでお越し頂きました。
その中のお一人は、よくある事なのですが、某大手チェーン店でお見積りをしてからお越し頂いたようです。
その業者様との比較はここ3~4年でかなり多いので、その業者様のおおよその金額・仕上がりの質がわかるようになってきました。その業者様の金額と、弊社の標準的な作業内容での金額は同じくらいです。

ただ、作業内容・仕上がりの質には大きな開きがあります。その業者様はあくまで軽補修の延長。弊社はディーラー以上の仕上がりを目指しています。昨年末には3件ほど、その業者様の仕上がりにご不満で、弊社で再修理された方がいらっしゃいました。(3台とも輸入車)

某大手チェーン加盟店全てが修理の質が悪いわけではありません。某大手チェーン加盟の店舗それぞれが、元々どのような業態で営業していたかに大きな差があるように思います。ガソリンスタンド、整備専門工場、板金塗装工場、ポリマー屋さん等々、加盟店には様々な業態の会社があるようです。ガソリンスタンドのお兄さんが、いきなりスプレーガンを持ってうまく塗装出来る訳がありません。

某大手チェーン店での修理を予定されている方は、この点に注意して工場選びをされてはいかがでしょうか?